住所の方書

不動産登記

不動産登記における「方書」の書き方と印鑑証明書との違いの扱いとは?


ご覧いただきありがとうございます。

今回は、不動産登記における「方書(かたがき)」の記載方法と、登記簿と印鑑証明書で住所表記が異なる場合の注意点について解説します。

「住民票にあるアパート名や部屋番号は、登記申請書に書いていいのか?」「印鑑証明書と登記の住所が一致していないけど大丈夫か?」といった疑問を持つ方もいらっしゃると思います。この記事では、それらのポイントをわかりやすく整理しています。


そもそも「方書(かたがき)」とは?

「方書」とは、住所の番地のあとに続く建物名や部屋番号などの情報を指します。具体的には以下のようなものが該当します。

  • マンション・アパート名 + 部屋番号
     例:△△マンション 305号
  • 公営住宅名 + 部屋番号
     例:〇〇市営住宅 101号

方書は日常生活では重要な情報ですが、登記や証明書ではどう扱われるのか、意外と知られていません。


不動産登記申請書に「方書」は記載できる?

結論:住民票に記載されている場合は、登記申請書にも記載可能!

不動産登記の申請書において、所有者の住所は「住民票に記載されている通り」に書くのが原則です。そのため、住民票に「〇〇市△△番地 □□ハイツ101号」と書かれていれば、登記申請書にも「□□ハイツ101号」まで記載することができます。

【重要ポイント】
住民票に「方書」が記載されていれば、登記申請書にもそのまま記載してOK。


登記簿の住所と印鑑証明書の住所に「違い」があっても大丈夫?

例えば、不動産登記での住所が「〇〇市△△番地 □□ハイツ101号」となっているにもかかわらず、印鑑証明書には「〇〇市△△番地」とだけ書かれている場合があります。

このような場合…

結論:住所更正登記は不要です!

印鑑証明書は、方書が省略されることもあります。登記簿の方書との不一致があっても、通常はそのまま手続きを進めることができます。

【重要ポイント】
登記上の住所に方書があっても、印鑑証明書に方書がなくても問題なし。
住所更正登記は不要。


 まとめ:方書は「あるなら書く」でOK。なくても慌てない!

登記簿に方書が記載されていても、印鑑証明書に方書がなければ → そのままでOK(更正登記不要)記載されていなくても住所更正登記は不要です。

住民票に方書(アパート名・部屋番号)がある → 登記申請書にも記載してOK

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