登記識別情報とは?役割・通知タイミング・紛失時の対処法まで解説

不動産登記


登記済証(いわゆる「権利証」)なら聞いたことがあるけれど、「登記識別情報」はまだあまり馴染みがない…という方もいるのではないでしょうか?

実はこの「登記識別情報」、不動産の登記申請をする際の極めて重要な情報になります。知らないと、将来の売買や担保設定の場面で困ってしまうかもしれません。

この記事では、

  • 登記識別情報とは何か?
  • どんな場面で必要になるのか?
  • いつ届くのか?
  • 紛失したらどうすればいいのか?

などをわかりやすく解説します。


登記識別情報とは?【12桁の超重要な英数字コード】

登記識別情報とは、法務局から発行される12桁の英数字の組み合わせのことです。

以前は「登記済証(権利証)」という紙の書類で発行されていましたが、現在は電子化が進み、代わりにこの登記識別情報が通知される仕組みに変更されました。


登記識別情報の役割とは?なぜそんなに重要なのか

登記識別情報は、以下のような本人確認の手段として使われます。

不動産売買

不動産を売却する際には、「本当にあなたがその不動産の所有者であるか」を証明する必要があります。
その際に、登記識別情報の提供が求められます。

▼ 担保権の設定

住宅ローンなどで不動産を担保に入れる際にも、登記識別情報が必要です。

※相続による所有権移転登記の際は、登記識別情報の提出が不要なケースとなっています

万が一、他人にこの情報が漏れると「なりすまし」による不正登記などのリスクがあります。


登記識別情報が通知されるタイミングはいつ?

登記手続きが完了すると、申請人かつ登記名義人に対して登記識別情報が通知されます。


通知されない場合もある?例外ケースに注意!

以下のようなケースでは、登記識別情報が発行されないこともあります。

  • 登記申請時に「通知を希望しない」と申し出た場合
  • その他法務省令で定める場合

登記識別情報を紛失したら?再発行はできる?

結論から言うと、登記識別情報は再発行できません。

ただし、失くしてしまっても、以下の代替手段を用いて登記手続きを行うことは可能です。


登記識別情報を紛失した場合の対処法【3つの代替手段】

  1. 事前通知制度の利用
  2. 本人確認情報の提供
  3. 公証人による本人確認

いずれの方法も、時間と費用がかかるため、登記識別情報の保管は慎重に行いましょう。


まとめ

紛失すると再発行不可。代替手段には時間と費用がかかる

登記識別情報は12桁の英数字の組み合わせ

売却や担保権設定の際に必要

通常は登記完了後に法務局から通知される

関連リンク 登記識別情報って何?:福島地方法務局

監修 司法書士 中野大輔 なかの司法書士事務所

免責事項 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別のケースについては専門家等にご相談ください。法令の改正により内容が変更される場合があります