相続登記を進める中で、「戸籍の附票(ふひょう)」という言葉に初めて触れた方も多いのではないでしょうか。
- 「そもそも戸籍の附票って何?」
- 「なぜ相続登記に必要なの?」
- 「どうやって取得するの?」
このような疑問をお持ちの方へ向けて、本記事では、戸籍の附票の基本知識から、相続登記で必要になる理由、取得方法までを簡単に解説していきます。
戸籍の附票とは?住所の履歴がわかる公的書類
戸籍の附票とは、戸籍に記載されている人物の住所の履歴が記載された公的書類です。
本籍地を管轄する市区町村役場で、戸籍とともに厳重に保管されています。
【POINT】附票に記載されている主な内容
- 本籍地・筆頭者の情報
- 氏名(戸籍に記載されている人)
- 住所の移転履歴
つまり、戸籍の附票を見ることで、「その人が、どこに、いつからいつまで住んでいたか」が一目で分かるようになっています。
なぜ相続登記で戸籍の附票が必要なの?
相続登記を申請する際には、不動産の名義人と被相続人(亡くなった方)が同一人物であることを証明する必要があります。
登記上の住所と被相続人の住所が異なる場合
登記記録上の住所が古くて、被相続人の死亡時の住所と一致しない場合があります。このとき、戸籍の附票に記載された住所履歴をたどることで、名義人=被相続人であることを証明することができる場合があります。
つまり、戸籍の附票は「住所のつながりを証明する重要な書類」
戸籍の附票の取得方法
戸籍の附票は、以下の手順で取得できます。
① 本籍地の市区町村役場で請求
戸籍の附票は、「本籍地」でしか取得できません。
つまり、住民票のある住所地ではなく、戸籍のある場所の役所に請求する必要があります。
② 窓口または郵送で申請可能
【重要】戸籍の附票は「広域交付制度」の対象外!
2024年から始まった「戸籍の広域交付制度」により、戸籍謄本など一部の戸籍証明書は、全国どこの市区町村でも取得できるようになりました。
しかし、戸籍の附票はこの制度の対象外です!
そのため、必ず本籍地の市区町村役場に請求しなければなりません。
これは意外と知られていないポイントなので、注意が必要です。
まとめ
相続登記において、戸籍の附票は、名義人と被相続人が同一人物であることを証明するための重要な書類です。
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関連リンク 法務省:戸籍法の一部を改正する法律について(令和6年3月1日施行)
監修 司法書士 中野大輔 なかの司法書士事務所
免責事項 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別のケースについては専門家等にご相談ください。法令の改正により内容が変更される場合があります


